フィンランドで就職する方法「これだけは必須！！」

フィンランドは国連の世界幸福度ランキングで3年連続一位を獲得しています。その理由はフィンランド人の働き方や生き方、そして自然の恵みにあるでしょう。そのようなことに魅了されてフィンランドで働きたいと思う人がいるでしょう。

しかし、フィンランドで働きたいと思っていてもそう簡単ではありません。困難なこともあって、乗り越えなければいけない壁があるので、モチベーションが十分に保てないと途中で諦めてしまう人もいるでしょう。この記事では、フィンランドで働くためにどうすればいいのか教えていきます。

まずは経歴を積みましょう

フィンランドでは大学が無料ですが、フィンランド人の大学生は大学に通いながら一生懸命バイトをします。なぜかというと、バイトをしなければ就職できないからです。

フィンランドは日本の新卒を雇う制度と違って、大学を卒業しただけでは仕事に就くことがとても困難です。一生懸命勉強して、授業でいい成績を取ってもなかなか就職に役立ちません。もちろん悪い成績でいいというわけではないですが、基本的に成績を聞かれることがないので正直に言うと卒業できちゃえばそれで十分です。成績よりはサークル活動、自治会活動やボランティア活動、学生の研究会などの教育課程以外の活動の方が就職で有利になります。

このためフィンランドで働きたい方への最も大切なアドバイスは、まず母国で様々な経験を積むということです。

仕事の経験は一番いいですが、大学を卒業してからすぐにフィンランドで就職したい人は大学のサークルや研究会、そしてボランティア活動やアルバイトなどで経験を積むといいでしょう。とにかく履歴書に書けることが多ければ多いほどいいです。狙っている職種によりますが、日本での活動はフィンランドに全く関係がなくても大丈夫です。逆に関係ない方が国際的で会社に有益な存在だと思われるかもしれません。どのような仕事をしたいかという考えをすでに持っている場合、それに関連したアクティビティの経験を積むとより良いです。

プログラミングの技術を持った方は例外

昨今、全世界で求められている人材の第一位とも言えるのは、IT系のスキルを持った人です。プログラミングなどをこなせる人なら多くの国で比較的に簡単に就職できます。

フィンランドのIT系会社の多くも人手不足です。プログラミングができる人なら、遠くの国から雇っても会社にとって有益です。さらに、IT系だと基本的にフィンランド語ができなくても問題ないです。英語はもちろん必須ですが。

フィンランド語より英語に集中しよう

IT系のところで少し触れましたが、他の職種でもフィンランド語よりも英語スキルを重視すべきです。

１つの理由はフィンランド語の難しさです。1年、2年間一生懸命頑張って勉強してもある程度のフィンランド語しか身につけられません。日本だとフィンランドの教材にも限りがあって、学習方法と言ってもそんなにないですね。その上に難しい言語だと言われているので、学ぶには、長時間かかってしまいます。

2つ目のもっと重要な理由は、フィンランド語が堪能ではなくても意外と就職できるかもしれませんということです。しかし、英語ができなかったら就職は難しくなります。英語が社内言語になっている会社も最近増えているので、フィンランド語が必要ではない会社が多いです。

もしフィンランド語が流暢だとしても、その辺のフィンランド人と変わらないです。優秀なら日本語とフィンランド語だけでも仕事が見つかるかもしれませんが、言語力を鍛えるなら英語やその他の言語、フランス語、ドイツ語、ロシア語などに集中しましょう。ロシア語ができたら特に東フィンランドでかなり有利です！

フィンランド語は、重要視されません。ですが、挨拶は覚えておきたいかもしれませんね。

興味があれば、下の記事を参考にしてみてくださいね！

フィンランドでコネを作る

日本にいながらフィンランド人と知り合うことは難しいかもしれませんが、フィンランドで就職をしたければフィンランド人の知り合いを作ることがとても大切です。もちろん、知り合いがいなくても求人サイトで自分に合う仕事を探して応募すればいいですが、知り合いがいた方が求人の機会が増える可能性があります。

私は日本語関係の人と連絡を取ることが多く、フェイスブックグループやニュースレターに登録していますが、日本人を募集している求人を見かけることがあります。公共な求人サイトに乗ることがなく、このような見る人が限られているところにしか公開されません。
このような機会を逃さないように、フィンランド人の知り合いがいると助かります。

運が良ければ知り合いから仕事の求人が来ることがあるかもしれません。

日本からの就職が難しそうなら学生として入国する

私の友達は以前、フィンランドから日本へ留学しようとしていました。１年間ほど頑張っていましたが、面接にもなかなか呼ばれませんでした。しかし、友達は諦めないで東京にある日本語学校に入ることにしました。学生として日本に滞在している間、無事に日本の会社に就職できました。

このパターンは、フィンランドで働きたい日本人にも有効だと思います。最近ではスカイプなどで面接ができる会社もありますが、実際に来て欲しいと言ってくる会社もあります。さらに、すでにフィンランドにいると就職の前にフィンランド語の勉強もできるから利点になるかもしれません。

旅行での仕事探しは困難だと思いますが、留学生としてフィンランドの大学などに入ることができたら一番手っ取り早いと思います。海外での生活に慣れる機会にもなるので、フィンランドが自分に合うかどうかもはっきりわかるでしょう。学生として滞在する場合は仕事の情報も手に入れやすいし、色々な意味で就職で有利ですね。

もしすでに大学を卒業していたらあまり好ましくない選択肢ですが、大学生やこれから大学に入学する人はフィンランド留学を考えておくといいでしょう。

まとめ

フィンランドで働くためのステップは年齢や経歴によって違いますが、みんなに当てはまるアドバイスは自国で経験を積むことです。日本で仕事やアルバイト、ボランティアなどで履歴書を魅力的に磨いて、仕事に応募する際に有効な人材だと伝えられるために特に国際関係の経験を積みましょう。時間があるときには言語勉強に力を入れましょう。

もしフィンランドかその他の北欧の国で就職について質問、経験談があればぜひコメントしてください。