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雪の森で道に迷った話【フィンランド散歩】

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今年の冬は本当に立派な冬でした。

12月から雪が積もっており、南フィンランドでもマイナス20度以下の気温になったりしました。そして、春の始まりという3月になったのにも関わらず、いまだに冬が続いています。私が住んでいる町の今日の最低気温はマイナス25度でとても寒いです。どのくらい寒いのか想像できない人がいると思いますが、長く外にいるとまつ毛まで凍ってしまいます。外で運動を習慣として行っている方もいると思いますが、このような寒さのときは気をつけなければいけません。北海道とかに住んでいる方は同じような感じかもしれませんね。

それほど寒い日ではなかったですが、マイナス10度くらいだった日に長い散歩に行きました。今日よりははるかに暖かかったですが、実際暖かいとは言えませんね。

散歩はこのような普通の道から始まりました。短い散歩にしようという気持ちがありましたが、晴れて天気が良かったので遠回りをして帰ろうと思いました。

森道が好きなのでその方向に向かいました。

私が普段使っている少し広めな森の道は上の写真のように、今はスキー専用になっています。歩いたら怒られてしまいますので、他の道に進みました。

歩くだけのとても狭い道でしたが、人がいなかったので良かったです。このような道で人に会ったらソーシャルディスタンスがなかなか保てません。

川が凍っていますが、今年は氷が薄いと言われているのであんまり近づかない方がいいです。

雪がキラキラしていて、とても綺麗な天気でした。ただ、知っている道に沿って歩いたら散歩が少し長くなりそうだったので、ここではもう家の方向に進むことにしました。

冬には一回もなかったですが、秋には何回かこの森に行ったことがあるので、常に大体の位置を把握していました。湖の位置などでどこの方向に進んだらいいかわかっていたので、自信を持って初めての雪道を進みました。

この道に見える大きな穴は深い足跡です。この日は雪が固くてこのような穴ができなかったですが、この50センチほどの深さがある穴を作りながら歩いた人は大変だったでしょう。

方向を意識しながら一番大きい道を進んで、何キロか家に近づくことができました。

しかし、「もうすぐ家だ」と思っていたところで問題が発生しました。

なんと、道がなくなってしまいました!

一番広くて一番踏まれた道の通りに歩いていたのに、突然その道がなくなりました。みんなが突然往復していたような道が消えてしまいました。

家までおおよそ1キロメートルほどの距離しか残っていなかったので、思いっきり道がない雪に飛び込むことにしました。ただ、、

上の写真ではあんまりはっきりわからないですが、踏まれた道から外れてしまうとすぐに膝まで雪に入ってしまいます。

ちなみに、私は平均より背が高いので膝まで埋もれるだけですが、日本人の平均身長の女の人だったらおそらく腰くらいまで雪が来ると思います。この身長でもとても歩きにくいのに、背が低い人はもっときついと思います。

ということで、さすがに1キロメートルも深い雪の中で歩けないので、最終的には少し戻ることにしました。踏まれた道の交差点のようなところまで戻り、少し小さめの道を進むことにしました。歩いてはいけないスキー道をビクビクしながら渡って、よくわからない方向へ進んでいきました。

知っているはずの森なのに、雪で景色がわからなくなって方向音痴になってしまいました。スマホの地図を出してみましたが、寒さで充電がほぼ切れていたので全く役に立ちませんでした。

そして、ぶらぶらして30分くらい経って、やっと知っているような地域に辿り付きました。

位置はどうやってわかったかというと、上の写真に写っている小さい川で方向が分かりました。

「え、川ってどこにあるの?」と思う人がいるかもしれませんが、凍っているので少し分かりにくいですね。しかし、フィンランドの森に冬に行ってしまったらこのようなこともわからなければいけないです。

私のように道に迷わないように気をつけてください。

以上、近所でも道に迷ってしまうみるばでした。

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