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フィンランド語で謝罪「ごめんなさい、すみません」

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この記事ではフィンランド語で謝罪するための言葉とフレーズを紹介していきます。

日常の生活や旅行シーンで、謝る言葉は必要になります。短いフィンランド旅行、フィンランド人の友達と遊ぶときのためにも覚えておくのがいいでしょう。

一般的な謝り方や話し言葉の「ごめん」から改まった表現まで紹介していきます。

基本的な「ごめんなさい」と「すみません」

Anteeksi アンテークシ

「Anteeksi (アンテークシ)」はフィンランドの一番一般的な謝り方です。悪いことしたと思ったらどんな場面でも使えます

ビジネスメールには向かないですが、話しているときならどんな相手に対して使っても問題ありません。フィンランド人は先生と話しているときにも使うことができます。

「Anteeksi, että olen myöhässä. 」(遅れて申し訳ありません)

上の文章は授業に遅れたときに先生に言ってもいいですし、待ち合わせに遅れたときに友達に対して使ってもOKです。ヘルシンキの混んでいる道で人の足を踏んでしまった時にも使えます。とても便利な言葉ですね。

上では文章の中で使いましたが、「anteeksi」はそのままでも使えます。理由をつけなくてもいいです

「Astuit juuri jalalleni」(今、足踏まれたんですけど)
「Anteeksi」(ごめんなさい)
「Se sattui!」(痛かったよ!)
「Anteeksi」(ごめんなさい)

さらに、「Anteeksi 」は英語の「Excuse me」のように人の注目をもらう言葉としても使えます。

「Anteeksi, mutta tiedätkö missä rautatieasema on?」(すみません、駅はどこかわかるでしょうか?)
「Anteeksi, voisitkohan auttaa minua?」(すみません、ちょっと手伝ってくれますか?)

他にも、通路が狭い場所で、人がいて通りにくい時に「Anteeksi」と言って通ると印象がいいと思います。

もう少し心を込めて謝りたいとき

フィンランド人にとって謝ること自体が重要なので謝り方には、あんまり関係ないので、そこまで気にする必要がないかもしれません。どんな言葉でも、悪いことしたら謝ることができたらそれで十分です!

しかし、重大なことをやらかしてしまったときにはもう少し強く謝りたいですね。

ここではもう少し強い謝り方を紹介します。

Olen pahoillani オレン パホイッラニ

「Olen pahoillani」は「anteeksi」の次に一番使われていると思います。「Anteeksi」より少し強い表現で、もう少し深く謝りたいときに使ったらいいと思います。

こちらのフレーズは話しているときに形が変わることがあります。少し改まった場面やメールなどだとそのままで使うことが多いですが、友達などに言うときは「Oon pahoillani」になることがあります。

Olen todella pahoillani オレン トデッラ パホイッラニ

「Olen pahoillani」と同じですが、さらに気持ちのこもった言い方です。強調する言葉の「todella」が入っているので謝罪する人の申し訳ない気持ちをさらに強調させています。

こちらの表現も話しているときに使うと変化することがあります。

「Miksi sä teit noin?」(なんであんなことしたの?)
「Oon tosi pahoillani」(本当にごめんなさい)

Olen hyvin pahoillani オレン ヒュビン パホイッラニ

謝罪のフレーズに入れられる強調させる言葉は色々とありますが、「hyvin」を入れたフレーズもよく聞きます。「Hyvin」は場合によって「よく」という意味になりますが、このフレーズでは「とても」という意味です。

「Olen hyvin pahoillani, että loukkasin sinua」(傷つけてしまって本当にごめんなさい)

上で紹介した「Olen pahoillani」を入れたフレーズは人の気持ちに同情を表したいときにも使うことができます。自分で悪いことをしていなくても、相手が悲しい経験をした、他の人に嫌なことをされたときに「Olen pahoillani」ということで同情を表せます。
フィンランド人がどう使っているか聞きながら使い方を覚えておくといいでしょう!

Pahoittelen パホイッテレン

こちらの表現は上のフレーズに似ていますが、もう少し改まったニュアンスがあります。特に若い人の間では使うことが少なく、私自身も改まったメールでしか使ったことがないです。

ただし、年齢に関係なく特に改まった場面にはとてもふさわしい言葉なので覚えておいて損はないです。

「Pahoittelen」はそのまま使うこともできますが、文章にして他の言葉につなげることも多いです。

「Pahoittelen, että vastaus viivästyi.」 返事が遅れてすみません。
「Pahoittelen aiheutunutta vaivaa.」 迷惑をかけてすみませんでした。

さらに、同じ言葉を第三章にすることもできます。この記事を読んでいる人は当分の間自分で使うことがおそらくありませんが、駅の案内やショッピングをしているときなどには耳にするかもしれません。

「Pahoittelemme häiriötä.」 (工事などによる)迷惑をかけて申し訳なく思っています。
「Pahoittelemme saamaanne kohtelua. 」相応しくない対応で申し訳ありません。
「Pahoittelemme myöhästymistä, joka johtui sääoloista. 」天気による遅れを申し訳なく思っています。

友達の間で簡単に使える軽い表現

Sori ソリ

「Sori」は英語の「sorry」と発音がほぼ同じで覚えやすいと思いますが、残念ながらフィンランド語を勉強している方の多くにはあんまり使うことがないかもしれません。こちらの表現は話し言葉でとても砕けた表現です。

丁寧な表現ではありません場合によっては失礼です

と言っても、友達の間だと「sori」でもいい場合が多いです。特に若い男性の間では「sori」が一番自然な謝り方かもしれません。もっと改まった表現を使ってしまうと「え、なんでそんなちゃんと謝ってるの?友達でしょ」となる可能性があります。

他にも、軽い誤ちをしたときに友達の間でよく使われています。

「Sori, mä unohdin kokonaan. 」ごめん、完全に忘れてた!
「Sori kun vastaan myöhässä.」 返事が遅れてごめん。

フィンランド人の友達ができたらいつか「Sori siitä」という表現ももしかしたら耳にするかもしれません。これは「それごめんね」という意味ですが、ほとんどの場合はフィンランドの政治家や元首相Alexander Stubb(アレクサンデル・ストゥブ)の言い分に基づいた冗談です。ストゥブは財務大臣を務めた頃、ある話題について話したときに大きなミスをしましたが、その後は軽く「Sori siitä」というフレーズで謝りました。
あまりにも軽い謝り方で国民がびっくりして、フレーズが冗談として生き残りました。

謝るときの接続詞に注意しましょう!

謝るときに理由を説明したら接続詞の選択がとても重要になります。次の例文では接続詞を太字で強調していますので、読んでみてください。

「Anteeksi, että rikoin kupin.」(カップを壊してしまってごめんなさい)
「Anteeksi, että tein niin.」(そんなことしてごめんなさい)
「Olen pahoillani, jos loukkasin sinua.」(傷つけたなら謝る)
「Oon tosi pahoillani, jos se tuntui pahalta.」(嫌な気持ちにさせたなら本当にごめんなさい)

日本語訳でもわかると思いますが、後ろの2つの文章で使った「jos」は少し責任感が足りない謝罪になっていますね。悪いことをしたことは完全に認めていませんが、一応謝るというような意味になっています。

このことはどうして注意すべきかというと、フィンランド人が後ろのような、正しくない謝り方をたくさん使っているからです。自分が悪かったことを認めるのが難しいときには「jos」(なら)を使う方が簡単ですかね。

私も喧嘩などをしているときに「jos」を使って謝ったことがありますが、喧嘩が一層ひどくなることが多いので本当に避けた方がいいです

さいごに

フィンランド語の謝り方、謝罪のフレーズの紹介はこれで以上です。もし説明がわからないところや、もう少し詳しく説明して欲しいところがあれば遠慮なく下のコメント欄に質問を書いてください。

それでは、モイモイ!

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