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フィンランド語入門【基礎フレーズを紹介】

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フィンランド語入門として日常会話で使える基本的な表現を説明と一緒に紹介します。

フィンランド語はマイナーな言語であり、フィンランド語を話せる人は約550万人ほどと言われています。日本人では、ほとんど話せる人はいません。そんなマイナーな言語でも北欧の文化やフィンランドの文化に興味を持っている人はたくさんいます。フィンランド旅行を考えたり、フィンランド留学やフィンランドで働くことも考えている人がいます。

そのような方のために、フィンランド旅行などで使えるフィンランド語の簡単な基礎フレーズを紹介します。フィンランド語の勉強をどこから初めていいかわからない人も、ぜひこのフレーズや言葉から練習してみてください。

Moi (会う時の挨拶)

「Moi」(モイ)は一番よく知られているフィンランド語の言葉だと思いますが、とても使いやすくて便利な言葉です。会う時に使う挨拶の一つです。

特に若い人の間で使う人が多いですが、年配の方に対して使っても基本的には問題ありません。個人的にはどんな人でも、散歩中に出会った知らない人でも、笑顔で「Moi!」と挨拶しています。

Hei (会う時の挨拶)

もう少し改まった挨拶の「Hei」(ヘイ)もよく使います。「Moi」が馴れ馴れしすぎるかな?と不安になる場合があれば、「Hei」を使ったらいいと思います。

ちなみに、フィンランド人はメールを書く時に基本的に書き出しの挨拶として「Hei」を使います。留学やフィンランドでの仕事を考えている人は覚えておくようにしましょう。

フィンランド語でさらに詳しく挨拶に関して学びたい方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。

フィンランド語を習おう!挨拶編

Huomenta (おはよう)

こちらも挨拶ですが、上の2つと違って朝にしか使えません。要するに「おはよう」と言う意味です。

友達に対しても使えますが、上司や先生などに対して言っても問題ありません。丁寧ですが堅苦しくなく、家族の間でも使用されます。私も朝起きたらお母さんに「フオメンタ」と挨拶することがあります。

フィンランド語には昼間や夜に使う「こんにちは」と「こんばんは」と言うような言葉もありますが、こちらの二つはそれほど使いません。特に若い人なら「huomenta」だけ覚えれば十分です。

Kiitos (ありがとう)

聞いたことがある人が多いでしょうか?「キートス」は「ありがとう」と言う意味です。

日本語ではシンプルな「ありがとう」以外に「ありがとうございます」など、様々な言い方がありますが、フィンランド語では基本的にどんな時にも「Kiitos」を使います。レジの店員にも言えるし、逆に店員が客に向けて使っても失礼ではありません。年寄りの人に対して使うこともできるし、子供にも使えます。とても便利な言葉です。

発音は「キートス」ですが、カタカナバーションの最後の「う」は発音しないので気をつけてください。

Ei mitään (どういたしまして・気にしないでください)

「キートス」と言われたら「キートス」で返すことができる場合もあれば、他の言葉で返したい時もありますね。伝統的には「Ole hyvä」という表現で返しますが、最近この表現をあまり使いません。その代わりに「Ei mitään」(エイ・ミターン)と言う表現を使う人が多いです。

この表現を訳すと「何もない」という意味になります。相手が感謝の気持ちを伝えてきた時の「Ei mitään」は「大したことしなかったから気にしないで」という意味を表します。例えば、誰かに何かをしてあげたときに相手が「ありがとう」と言ってくれたら「Ei mitään」と言います。

例:
A: Kiitos, susta oli tosi paljon apua! (ありがとう、本当助かった!)
B: Ei mitään. (大したことしなかったから気にしないで)

Kiitos samoin (こちらこそ)

Kiitos samoin(キートス・サモイン)は「こちらこそ」という意味です。

注意点ですが、日本語での「こちらこそ」は相手が感謝や謝罪などをしてきたことを受け入れて、自分も同じように思っていることを伝えるときに使いますね。フィンランド語での「Kiitos samoin」の使い方は少し違います。

まず、謝罪の言葉にはこの言葉で返事することがありません。もし自分でも謝りたければもう少し下の方にある「Anteeksi」(ごめんなさい)で謝りましょう。

さらに、「kiitos」と言ってもらったときにもこの表現はあまりふさわしくありません。キートスは上の「ei mitään」もしくは同じ「kiitos」で返すことがほとんどです。ただ、例えば誰かと一緒に楽しい時間を過ごした後、相手が感謝の気持ちを伝えてきたら、「Kiitos samoin」で返しても大丈夫です。この場合の「キートス・サモイン」は「ありがとう!私も楽しかったです」というような意味を表します。

この表現の一番一般的な使い方は何かお祝いの言葉を言ってもらったときの返しです。下の例文を見てみてください。

A: Hyvää joulua. (メリークリスマス)
B: Kiitos samoin. (こちらこそ、メリークリスマスを)

Ei kiitos (結構です・大丈夫です・要りません)

キートスだけ覚えれば色々な表現できることに気付きましたか?

「Ei kiitos」(エイ・キートス)は「いいえ」という意味の「ei」をキートスの前に入れることによって、何かを断る時の表現になります。もう食べられないのにレストランでデザートを勧められたときや、店でしつこく商品を勧められたときなどに使うことができます。

表情やトーンによって冷たく聞こえるので、相手やシチュエーションによって言い方を意識してくださいね。

Anteeksi (すみません・ごめんなさい)

「Anteeksi」(アンテークシ)はフィンランド語の基本的な謝り方です。さらに、「すみません」のように人の注目をもらう言葉としても使います。知らない人に道を聞くときなどにこの言葉で声をかけたらとても自然で、礼儀正しいです。

謝り方についてさらに詳しく学びたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

フィンランド語で謝罪「ごめんなさい、すみません」

Mitä kuuluu? (元気ですか?)

最後に紹介したいのは「Mitä kuuluu?」(ミタ・クールー)という質問です。意味は「元気ですか?」「最近どうしてる?」というような感じです。

この表現は質問でもありますが、誰かに久しぶりに会ったときの礼儀でもあります。用件に入る前にまずこの質問をしたら、相手に好印象を与えることができます。

相手の返事が短い場合もあれば、長々と自分の最近の出来事を説明してくる人もいます。確実に言えるのは、相手が同じ質問を振ってくるということです。あまりフィンランド語ができなくても「Hyvää, kiitos」(ヒュバー、キートス)くらい言えたら相手も喜ぶと思います。意味はシンプルで「元気です、ありがとう」です。「Ei ihmeempiä」という表現で「まあまあ」と答える人も多いです。

最後に

フィンランド語の日常会話ですぐに使用できるフィンランド語の基礎フレーズを紹介しましたが、いかがでしたか?基本的な表現なので、初めてのフィンランド旅行でも使えます。フィンランド留学などを考えている人もこの表現をたくさん練習できる機会があると思いますので、練習してたくさん使ってみるといいでしょう。皆さんのフィンランド語の勉強、応援しています!

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