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フィンランド語を勉強したいけど、どこから始めればいいかわからない、、、と思っている人には完璧な記事です!実際フィンランド語の研究結果で、最も使われている言葉が判明されました。今回はその一番使われている言葉のトップ5を意味と使い方、例文とともに紹介していきます。
1)一番使われている動詞の「OLLA」
フィンランド語の最も使われている言葉は何か知っていますか?この言葉はフィンランド人が毎日色々な文章の中で使っています。この言葉が知らないとフィンランド語の勉強は滞ってしまうには間違いないでしょう。
その言葉は、動詞の「olla」です。意味は文章によって「〜です」「いる」「ある」などになります。
しかし、残念ながら言葉をそのまま覚えるだけでは足りないです。
なぜかというと、フィンランド語の動詞は形が変化するからです。
フィンランド語を少しでも勉強したことがある人はすでに知っていることだと思いますが、フィンランド語の動詞の形は文章によって変化します。ある意味で日本語と同じようですが、日本語よりルールが複雑でフィンランド人でも簡単に説明できません。
説明しにくいので、例として「olla」の形を何個か並べてみます。どれも現在時制の形です。
- Minä olen japanilainen. =私は日本人です。
- Sinä olet japanilainen. = あなたは日本人です。
- Hän on japanilainen. = 彼は日本人です。
- Me olemme japanilaisia. = 私たちは日本人です。
- Te olette japanilaisia. =あなたたちは日本人です。
- He ovat japanilaisia. =彼らは日本人です。
太文字は「olla」という言葉の変化した形です。短い言葉なので、形によっては元の言葉の一番最初の文字しか残らないですね。上の現在時制以外には過去形や条件法、完了形などでも変化がありますので覚える形がたくさんあります。
さらに、否定形になるとまた違います。
- En ole suomalainen. = 私はフィンランド人ではないです。
- Et ole suomalainen. = あなたはフィンランド人ではないです。
もちろん、「olla」のそのままの形も使われています。そのままでは特に他の動詞と繋げた時に使います。次の例文では「欲しい」という意味の「haluta」という動詞と合わせてみました。
- Haluan olla sinun kanssasi. = あなたと一緒にいたいです。
- En halua olla kotona. = 家に居たくないです。
難しそうと思ったでしょうか?言葉の変化は慣れるともう少し簡単になると思いますが、最初は大変ですね。ただ、「olla」のような言葉はいっぱい使いますので頑張って覚えましょう!
最初は例文をフレーズだと思って文章ごとに暗記してみるのもいいかもしれません。
2)接続詞の「JA」
フィンランド語の文章を読んだことある人やフィンランド人の話を聞いたことがある人は必ずこの言葉が耳に入ったことがありますよね。何個か言葉を並べるときに、言葉をつなげるために使います。
発音は日本語の接続詞「や」と同じですが、意味は「と」と同じです。要するに、述べたいことすべてを列挙しているというニュアンスが入っています。それでも日本人にとって覚えやすいフィンランド語の言葉だと思います。
発音についてですが、フィンランド語の「J」は英語の「J」とは違いますので、注意してください。「ja」は日本語の「や」と同じ発音です。「じゃ」ではないです。
少しだけ例文を見てみましょう。
- Harrastan piirtämistä ja pelaamista. = 私の趣味は絵を描くこととゲームをすることです。
- Syön aamupalaksi leipää ja jogurttia. = 朝ごはんにパンとヨーグルトを食べます。
- Puhun japania, suomea ja englantia. = 私は日本語、フィンランド語と英語が話せます。
例文の通り「ja」で色々なことをつなぐことができます。他には、「また」「そして」「あと」のように、並立や添加の接続詞としても使われることがあります。
Ja halusin vielä sanoa, että… = あと、もう1つ言いたいんですが、、
3)「それ」という意味も「彼」という意味もある少し不思議な「SE」
「Se」は書き言葉では英語の「it」と同じ意味で、動物や物に対して使いますが、話し言葉では「彼」「彼女」という意味でも使います。動物に対しても人間に対しても使います。詳しくは下の記事を見てください。
すぐにでもフィンランド語の会話で使える例文を見てみましょう。
A: Mitä tämä tarkoittaa? = これはどういう意味ですか?
B: Se tarkoittaa, että hotelliin pystyy kirjautumaan sisään vasta kahdelta. = それは、ホテルは2時からじゃないとチェックインできないという意味です。
さらに、フィンランド旅行でフィンランド人に案内などをしてもらう場合、おそらく「se」を耳にします。次の会話を見てください。
A: Missä asema on? = 駅はどこですか?
B: Se on tuollapäin. = あちらの方にあります。
A: Olen kadottanut lompakkoni. = 財布をなくしました。
B: Minkä näköinen se on? = どのような財布ですか?/ 財布の見た目はどのような感じですか?
発音は文字の通りに「セ」と発音します。覚えやすい言葉ですね!
ただし、「se」も形が変わるので完全に覚えたければもう少し頑張らなければいけないです。ここでは詳しく説明しませんが、いくつか例文をあげてみます。次の太文字になっているのは「se」の変化した形です。
- Kadun sitä, että söin liikaa. = 食べ過ぎたことを後悔しています。
- Kissani on nälkäinen, joten annan sille ruokaa. = 猫はお腹空いてるから餌あげる。
- Mistä sinä siihen ilmestyit? = 突然どこから来たの?
- Tapaan sen Stockmannin edessä. = ストックマンの前で彼に会います。*話し言葉
4)否定するときに必要な「EI」
「Ei」は単純にいうと「いいえ」と意味です。何かを断りたいときや何かに同意しないときなどに必要になる言葉です。
動詞の「olla」と同じく形が変化します。
- En syö. = 私は食べない。
- Etkö syö? = 食べないの?
- Hän ei syö. = 彼は食べない。
- Me emme syö. = 私たちは食べない。
- Te ette syö. = あなたたちは食べない。
- He eivät syö. = 彼らは食べない。
形の変化を覚えるのは難しそうと思った人には嬉しい報告ですが、話しているときに使っていると書き言葉より変化が少ないです。同じ文章を話し言葉にしてみましたので比べてみてください。人によって言い方は違いますが、1つの例を挙げてみます。
- (Mä) en syö. = 私は食べない。
- Et sä syö? = 食べないの?
- Se ei syö. = 彼は食べない。
- Me ei syödä. = 私たちは食べない。
- Te ette syö. = あなたたちは食べない。
- Ne ei syö. = 彼らは食べない。
要するに、一人称と二人称以外では変化しない時が多いです。過去形も同じです。話せるようになってから書き言葉を勉強していくのもいいかもしれません。
最後に、フィンランド旅行で役に立つ「ei」を使ったフレーズをいくつか紹介します。
Ei kiitos. = 結構です。大丈夫です。(断るときに使える!)
Eipä kestä. = どういたしまして。
Ei se mitään. = 気にしないで。/ 大丈夫だから気にしないで。
5)使い方は少し難しい「JOKA」
こちらの言葉は2つの全く違う意味で使われています。まずは、接続詞として使われています。次の文章を見てみてください。接続詞として使われている場合、基本的には「joka」の前に点を打ちます。
- Tapasin kaverini, joka oli matkalla töihin. = 仕事に行く途中の友達に会いました。
- Minulla on ystävä, joka rakastaa sushia. = 私はお寿司が大好きな友達がいます。
- Luin junassa kirjan, joka oli hauska. = 電車で面白い本を読みました。
もう1つの意味は固まった表現でしか出てきません。とても使いやすい表現が多いので練習してみたらいいかもしれません。
- Joka päivä = 毎日
- Joka aamu = 毎朝
- Joka ilta = 毎晩
- Joka ainoa= みんな、誰でも、どれも
- Joka ikinen= みんな、誰でも、どれも
- Joka tapauksessa = どっちにしても
さいごに
いつもと少し違う記事でしたが、フィンランド語の勉強として参考にできることがあったと思います。この記事ではフィンランド語の一番使われている言葉を紹介しましたので、言葉はどれも一般的です。この5つの言葉をフィンランド人の誰しもが毎日使っていると言っても過言ではありません。便利な表現ですので、フィンランド語を学習している人だけでなく、観光に行こうと思っている方もぜひ挑戦してみてください!
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