ジンジャーブレッドを作ろう！フィンランドのクリスマスレシピ

ジンジャーブレッドクッキーを食べたことがありますか？フィンランドでは食べたことがない人はいないというほど一般的なお菓子です。クリスマス時期になると、多くの家庭では、生姜やその他のスパイスが入ったクッキーの香りで漂っています。

この記事では、フィンランドの伝統的なクリスマスクッキー「Joulupipari」（ヨウルピパリ）の作り方を紹介します。とても簡単で、様々な形を作るのが楽しいので子供と一緒に作ったら喜んでくれると思います。

「ヨウルピパリ」とは？

フィンランド語で「joulupipari」（ヨウルピパリ）というものはスパイスが入ったクッキーのことです。生地を作って一晩寝かせておいて、その次の日にローラーで薄くします。様々な形のクッキー型を使って作ります。焼いた後はシュガーコーティングで飾ることが多いです。

さらにフィンランドでは、クリスマスの伝統として、クッキーで家を作ることがあります。クッキー生地で家の壁や天井、ドアなどを作って、クッキーを焼いたら家を組み立てます。家をシュガーコーティングしたり、お菓子を飾って、クリスマスの時期の間、置物のように飾ります。

皆さんもお菓子の家を作った経験があるのではないでしょうか。クッキーの家を作るのは大変ですが、私は子供の頃作るのがとても好きだったので、今でも毎年欠かせない伝統的な習慣にしています。

ジンジャーブレッドクッキーの材料
砂糖 1dl
黒蜜 1dl
バター 125グラム
シナモン 2小さじ
生姜パウダー 1小さじ
クローブパウダー 0,75小さじ
オールスパイス 0,75小さじ
塩 0,5小さじ
卵　一個
ベーキングソーダ 1小さじ
小麦粉 5dl

（１）砂糖、黒蜜、バターとスパイスを鍋に入れます。時々混ぜながら沸騰させて、沸騰したら火を消して常温になるまで冷やします。

（２）冷ました（１）に卵を入れてしっかり混ぜます。

（３）ベーキングソーダと塩を小麦粉と混ぜて（２）に入れます。粉っぽさがなくなるまで、しっかり混ぜ合わせます。ラップをして、一晩冷蔵庫で寝かせます。

（４）生地を一晩冷やしたら、生地を伸ばします。まずは生地を手で丸い形にします。その後は、棒や生地同士がくっつかないように、のし台の上に小麦粉をふって、生地をその上に置きます。生地の上にも少し小麦粉をふります。

（５）棒で押して生地を伸ばします。形は関係ないですが、厚さはどこもだいたい均等になるように意識します。特に端の方が薄くなりがちなので、端よりも真ん中あたりを強く押すといいでしょう。

（６）クッキーの型に軽く小麦粉をつけて、クッキーを作ります。小麦粉につけてから作ると、生地がくっつかずに型から取りやすくなります。

（７）ベーキングシートの上に並べて200度のオーブンで7〜10分焼きます。焦げやすいのでご注意を！

クッキーを飾らないでそのまま食べてもいいですが、飾ってみたいと思っている方もいるでしょう。日本にもあると思いますが、シュガーパウダーや水のアイシングで飾るのがフィンランドでとても一般的です。アイシングを店で買うこともできますが、ほとんどの人は家で粉砂糖と水、着色料を混ぜて作っています。

アイシングの上に飴などのお菓子を付けることもあります。特にM&Ms（エムアンドエムズ）のようなお菓子を付けることが多いです。Fazer（ファッツェル）のマリアンヌボールやファッツェルのアメリカンパスティリなどがよく使われます。

フィンランドのクリスマスジンジャーブレッドクッキー「joulupipari」を紹介した記事ですが、いかがだったでしょうか？フィンランド風のクリスマスを祝いたければクリスマスクッキーは欠かせないのでぜひ作ってみてください。

作った人がいたら、コメント欄、もしくはインスタグラムで投稿して@suomikunをタグつけてください。皆さんが作ったフィンランドのクッキーが見たいです！