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フィンランド語でよく使う略語。基本編

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フィンランド語の文章を読んだことがある人は略語をおそらく見たことがあると思います。略語は特に書く時に使うことが多く、ネイティブの人にも知らないとわかりにくいことがあります。

この記事ではフィンランド語でもっとも使われる略語をいくつか紹介していきます。小説以外の文章ではとてもよく出ますのである程度把握しておくといいでしょう。友達からのメール、学校からのメールにも入っているかもしれないので、特に留学生にとって重要な知識です。

ちなみに、フィンランド語で略語は「lyhenne」と呼びます。略して「lyh.」になることがあります。

esim. = 例えば / など

「Esimerkiksi」という言葉の略語で、とてもよく使われる言葉です。「例として」という意味です。何か例をあげるときには基本的に「esim.」を使います。話す時にも無意識的に使うことが多いので、頭に入れておくといいでしょう。

例文:
Kirjoitan esim. blogia. = ブログなどを買いています。
Ota mukaasi esim. kynä ja kumi. = ペンや消しゴムなどを持参してください。

mm. = 例えば

上の「esim.」と同じような意味ですが、少しニュアンスが違います。元の言葉の意味は「色々ある中で、例えばこれとこれ」という意味です。ただ、特に上の「esim.」と変わらないので、同じだと思っても問題ありません。

こちらの言葉は基本的に書き言葉です。話すときは元の言葉の「muun muassa」を使います。

huom. = 注目

「Huomio」の略語で、何か注意点を言いたい時に使います。メールなどで「特にここに注目してほしい」と思った時に使うし、ちょっとした注意点を述べる時にも使います。

例文:
Huom! Muista, että tunti alkaa jo kymmeneltä. = 注目!授業は10時から始まることを忘れないでください。
Huom. Toimi nopeasti, sillä tuotetta on rajallinen määrä. = 注目。数が限定されているので、早めに行動してください。

書き言葉だけでなく、砕けた話の中でも使います。

jne. = …など

もう少し難しい略語になります。こちらは「ja niin edelleen」という言葉の略です。英語の「and so on」と同じ意味で、色々なことをリストするときに、リストに入ってもいいものの全てを言わない時に使います。

例文:
Syön kakkua, keksejä, leipää, jne. = ケーキ、クッキー、パンなどを食べる。

ちなみに、この言葉は話し言葉で「jii än ee」という形で出ることがあります。要するに、アルファベットをそのままフィンランド語で発音しています。

tms. = …またはそれに似たもの / または何か / …なんとか

この略語も「jne.」のように文章に由来しています。「Tai muuta sellaista」の略で、「または何か」「またはそれに似たもの」という意味です。少し説明しにくいので、例文を見てみましょう。

Se on leipää tms. = それはパン、またはそれに似たものです。
Sen nimi on Tanaka tms. = 彼の名前は田中とかなんとかです。(*少し失礼ですね笑)

この言葉も話し言葉で使う場合に、アルファベットをそのまま発音します。要するに、「tee äm äs」になります。

yms. = …など

上で紹介した「jne.」と似たような意味で、 沢山のことをリストする時に使います。「Ynnä muuta sellaista」の略です。ちなみに、「ynnä」は「ja」と同じ意味で、日本語の「と」と「や」と同じ意味です。ただ、少し古い言葉なのでそのままではあまり使われません。

例文:
Ostin karkkeja, jäätelöä, limsaa yms. = 飴、アイスクリーム、ジュースなどを買いました。

最後の「s」を抜いて、「ym.」と言う時もあります。さらに、話し言葉ではそのまま「yms」と発音することもあれば、アルファベットを一つずつ言って「yy äm äs」と発音することもあります。

vrt. = 比べて / 比較して

「Vertaa」という「比較して」と言う意味の言葉に由来する略語で、何かを比較する時や相手に比較してほしい時に使います。英語の「vs」のような意味もあります。

私はこの略語を一番よく使う場面は、教える用のPPTスライドの中です。似ている文法の形や言葉があったら、その言葉の使い方を比較する意味で言葉の間に「vrt」を入れます。フィンランド語を教えたら「kiitos vrt. kiitos paljon」とかできますね。

klo = 〜時

時計と時間を表す言葉「kello」の略で、時間を言うときによく使います。話すときは「kello」と言いますが、書くときは「klo」になることが基本です。

例文:
Juhla alkaa klo 21.00. = パーティーは21時からです。
Heräsin klo 9. = 9時に起きた。 

krs = 階

ショッピングモールなどで見る略語です。階はフィンランド語で「kerros」で、「krs」はその略語です。もちろん、このような子音だらけの略語は話すときに使わないので、話しているときはしっかり「kerros」と言います。

例:
1.krs = 1階

さいごに

フィンランド語でよく使う略語を紹介しました。いくつか覚えたのでしょうか?もし他にも意味がわからないフィンランド語の略語があれば、ぜひコメントで聞いてください。

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