Skip to content

フィンランドと日本の違い「カルチャーショック」

スポンサーリンク

フィンランド人の私が、日本旅行や留学をして衝撃を受けたことがたくさんあります。日本の興味深い部分、フィンランドでは、ありえないと驚いてしまったこと、カルチャーショックだったこともありました。日本とフィンランドの違いについて知っておくと面白いことがたくさんあります。皆さんにもぜひ知って欲しい内容をまとめてみました。

夏の暑さと湿気

フィンランドの夏は、カラカラしているので、湿気とは無縁といってもいいでしょう。

初めて日本の夏を経験した時に、まず暑さに驚きました。身体中から汗が出て、湿気もあり、ベタベタでした。フィンランドでは、夏が一番良い時期で暑い日もありますが、日本みたいな猛暑のようなことはほぼありません。常に過ごしやすい温度と湿度です。

家にコーヒーメーカーがないこと

フィンランド人の私は初めて日本人の友達の家に行ったとき、自宅にコーヒーメーカーがなくてびっくりしました。

フィンランドでは誰の家にも当たり前のように大きなコーヒーメーカーが置いてあります。一気にコーヒーを10杯以上も入れることできるので、突然お客さんが訪れても問題ありません。私は最近直火式エスプレッソマシンで淹れたコーヒーしか飲みませんが、それでも家に大きなコーヒーマシンが置いてあります。

日本でも最近家にコーヒーメーカーを置くのが一般的になってきていると思いますが、いまだにフィンランドのような10杯もできるマシンが少ないですね。フィンランド人の8割以上がコーヒーを飲むし、年間1人あたりがコーヒーを飲む量も約10キロなので、日本をこんなコーヒー大国とは比べてはいけないのでしょうか?(笑)

夏の夜が暗いこと

この写真は夜中に撮った写真です。一切編集していません。

私は暗い夏の夜を初めて経験したのは20歳になってからでした。なぜかというと、それまでの夏はずっとフィンランドで過ごしていました。

フィンランドの夏は暗くないです。白夜っていう言葉も有名ではないでしょうか。

日本人にとって当たり前のことですが、私にとって日本での夏の暗い夜はとても不思議な経験でした。真っ暗なのにワンピースだけ着てアスファルトの上で歩いて、暖かい風が顔に当たったのが深く記憶に残っています。いまだに夏に日本旅行に行ったら夜は不思議で、なんだか幻想的です。

早く暗くなることにも呆然としました。日本に着いた日の夕方に普通にショッピングしていたら、暗くなり始めていたことに気づいて店に入ったのを覚えています。そして店から出ると外は真っ暗!フィンランドは暗い冬でも真っ暗になるのに時間がかかるのでびっくりしました。

お湯の切り替えスイッチがあること

初めて日本の家でシャワーを浴びたときの話です。

夏だったのでお風呂を沸かさずにシャワーだけ浴びようと思い、風呂場に入りました。水を少し流さないと暑くならないのはフィンランドも一緒なので、少し水を流しました。

しかし、水をどんなに流しても熱くならないどころか、暖かくもならなかったです。

どうすればいいかわからなくて、結果的には冷たい水でシャワーを浴びました。真夏の暑さのおかげでそれほど辛い思い出にはなりませんでしたが、毎日冷たい水で浴びるのはさすがにきついので、友達に改善法があるか尋ねました。そして、初めてお湯の切り替えスイッチがあることを知りました。お湯を出すには、給湯器をオンにすることが必要でした。

家庭によってかと思いますが、フィンランドではどこの家も蛇口から常にお湯も水も出せます。お湯をオン・オフするスイッチがあることなんて考えもしなかったです。

ちなみに、水しか使えない洗濯機のこともびっくりしました。最近ではお湯が使える洗濯機も増えていると思いますが、フィンランド人の私は冷たい水の洗濯機が存在することも日本に行って初めて知りました。フィンランドだと洗濯機は必ずお湯で、30度・40度・60度・90度などの温度から選ぶことができます。

人が多いこと

日本に初めて行ったときに真っ先に思ったことは、人が多いということでした。10回以上、日本旅行をしたことがある今も、日本に着いたら毎回人の多さにびっくりします。とにかく人が多いです

フィンランドの首都のヘルシンキやその他の大きな街にも人混みがあって、バスや電車が混むときももちろんありますが、日本とは大きく違います。やはりフィンランドと日本の人口密度の差が大きいですね。

お店のご飯が安くて美味しいこと

フィンランドの店のご飯が美味しくないわけではないですが、日本と比べることもできないほどレベルが違います。日本のレストランは、安くて美味しいです。コンビニに売っているチルド商品なども何を買っても美味しかったです。

フィンランドでは、そもそも外食の文化が日本より強くないと思います。

首都のヘルシンキやその他の大きな街では近年外食が多くなっていると思いますが、外で食べるのはいまだにほとんどの人にとって日常的なことではないです。出前でピザを注文することと、マクドナルドでハンバーガーを食べることは当たり前のようにありますが、家で食べるような「普通のご飯」を仕事のランチ以外に外で食べる人は少ないと思います。

外食が少ないことによって、安いレストランも少ないです。

さらに、フィンランドの食文化がまだ新しいということも関係あると思います。日本には日本食の店が多いですが、「フィンランド食」はまだ具体的な形が整っていないし、フィンランド食の店もあまりないです。

フィンランドの外食や食文化が伸びる時期はこれからだと思います。

食べ慣れた果物と野菜が高いこと

物によってですが、フィンランドでは果物や野菜をとても安く買えることができます

りんごはスーパーに行くと、大体が1キロで1ユーロか、それよりも安い値段で買えますし、オレンジも時期だと1キロで1ユーロのときが多いです。バナナは年中1キロで1ユーロ程度です。フィンランド産のリンゴの時期になると、無料に近い値段で買えてしまうこともあります。

そして野菜ですが、人参やジャガイモ、ビーツなどはとてつもなく安く買えるときがあります。日本では人参を3本くらい買える値段で1キロも2キロも買えてしまいます。

このような値段に慣れてしまった私は日本に行ったときに唯一悲しいことは、食べ慣れた果物や野菜などの値段の高さです。毎日果物をいっぱい食べるのに慣れている私は日本ではどうしても果物が食べられないです。人参も毎日生で何本も食べる変人ですが、日本では少し高く付いてしまうのでできません。

日本の果物や野菜は質が良くて国産が多いので高いことも納得できますが、りんごと人参くらいはもう少し安くなってほしいと日本に行くたびに思います。(笑)

ちなみに、逆に日本ではすごく安くてびっくりした物もあります。豆腐やもやし、キノコなどが安くて幸せです。

テレビは日本語だけ

日本なので当たり前じゃない?と思うかもしれませんが、説明します。

実は、フィンランドのテレビでは海外の番組や映画が放送されることがとても多いです。もしかすると、フィンランド語の番組は海外のより少ないかもしれません。

これに対して、日本でテレビを付けると日本語しか聞こえません。さらにトーク番組やバラエティが多くて、日本人の芸能人ばっかりが多く出ています。フィンランドだと、テレビに一般人や一般人に近い芸能人も出ることが多いのに対して、日本ではセレブだけが多く出されていることにびっくりしました。

念のために言いますが、日本のテレビが好きなので悪い意味では言ってないです。フィンランドのテレビは無料チャンネルでも海外のドラマや映画が多いことが嬉しいですが、全体的には日本のテレビの方が視聴者のことを意識した友達のような存在で好きです。

チーズが小さいこと

フィンランドの一般的なチーズとチーズスライサー「juustohöylä」です。

フィンランドでチーズを買うときに、500〜1000グラムほどの大きなブロックチーズを買って、自分でチーズスライサーで切ってパンに乗せます。ピザなどにかけるときはシュレッダーで小さくしてからピザに乗せます。

しかし、日本ではチーズスライサーも見かけないですし、そもそもスライスできるほど大きいチーズもあまり見かけません。特殊なスーパーを行き来してもピザのためのチーズは、すでに細かくされているピザ用チーズ以外に見つかりませんでした。

伝統的な日本食には乳製品が少ないのでチーズが少ないことが予想通りでしたが、ミニサイズのチーズは初めて見たのでびっくりしました。そのまま食べるクリームチーズは特にびっくりしました。

フィランドではチーズの種類も多くて、フィンランドのスーパーでチーズの棚を見るだけでほとんどの日本人はびっくりするかと思います。ただ、残念ながら小さめのベビーチーズなどのようなものがフィンランドでは、あんまり売っていないので、短期滞在の旅行ではあまり味見できません。

チーズ以外にもヨーグルトのような乳製品もフィンランドの方が圧倒的に種類が多く売っていて、容器も大きいです。ちなみに、フィンランド人は世界一牛乳を飲む国だそうです。

スーパーの惣菜が多いこと

フィンランドではお惣菜コーナーがあるものの、特に田舎の方にはあまり選択肢が多くない店がほとんどです。大半はサンドイッチやパン、サブウェイのようなものです。1人ランチ向けが多いですが、家族で夜ご飯を食べるときにおかずになるようなものがあまり売っていません。

日本では幅広くご飯のおかずになるようなものが売っていて、健康的な選択肢も多いです。日本に行くたびにスーパーマーケットでの買い物を楽しみにしています。

まとめ

海外旅行に行くと母国と違うことが多くて、びっくりすることが多いですね。気候も違うし、日常的なことにも大きな差があります。私の場合は日本が大好きなので嫌なサプライズが今までなかったのですが、フィンランドと同じような生活はやはり日本だとできません。にんじんケーキも安いケーキから高いケーキになってしまいますので、日本だと作るのを控えてスーパーの美味しいケーキを食べています。(笑)

読者にフィンランドに行ったことある人、フィンランドのことが詳しい人がいたらぜひコメント欄にびっくりしたことや経験を書いてください。

スポンサーリンク

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です