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寒さを舐めてしまうフィンランド人が教える冬の服装の注意点

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今年はフィンランドでの冬の訪れが少し遅かったですが、私が住んでいる町のヨエンスーではようやく冬らしい景色になっています。今週前半の吹雪のおかげで、今はおよそ30センチの積雪になっています。寒さは日によりますが、今日は久しぶりに快晴だったのでしっかりした寒さの日でした。私は出かけたときの気温はー15度でした。

今日はそのマイナス15度の極寒の中で歩いて、服装について思いついたことをシェアしたいと思います。

本題に入る前に一つ言いたいのですが、私は自分のこと暑がりだと思っています。防寒対策を意識して厚手のコートを着るとすぐに暑くなります。−5度くらいだったらウィンドジャケットでも余裕だという少し変わった温度感覚を持っているので、寒さにそれほど慣れていない人は私のアドバイスをあまり当てにできない可能性があります。

それでは、マイナス15度の寒さからの気づきを一つずつ述べていきます。

ズボンは2枚じゃ足りない

私は元々ジーパン1枚で出かけようとしましたが、気温を確認したらジーパンの下にユニクロで買ったヒートテックのレギンスを履くことにしました。

これでも全然足りませんでした。

30分ほどの高速散歩とはいえ、薄いズボン2枚だけだとー15度でかなり寒くなります。真冬のオーロラ鑑賞などのようなあんまり動かない場合はなおさら寒くなると思います。

コートは「暑そう!」と思うくらいがちょうどいい

つい最近までウィンドジャケットだけで出かけたりしましたが、そろそろ冬のコートにしなきゃと思って最近新しいコートを買いました。

厚手のダウン風コートで、見るからにすごく暑そうです。初めて見たときは「これだと絶対汗かくんじゃない…」と思いました。

しかし、その暑そうなコートは今日のマイナス−15度の寒さで着てみたら、ちょうど良かったです。下にヒートテックの長袖と厚めのニットを着ていましたが、暑くも寒くもなく快適でした。高速散歩だったので、人によってはこの格好で寒くなると思いますが。

鼻・顔・髪の毛が凍らない対策が欲しい

−30度だと外に出る瞬間にまつ毛や髪の毛がある程度凍ってしまうことがありますが、−15度も十分凍ることに今日改めて気づきました。

息の暖かさと空気の寒さの素晴らしい共同作業のおかげで、顔の周りの髪の毛がしっかり白くなります。さらに、マフラーやマスクなどで顔が凍らない対策をしようとすると、まつ毛も高い確率で凍ります。

髪と顔に加えて、鼻の中もすぐに凍ります。なので冬の間、フィンランドで見かける人のほとんどが赤鼻のトナカイに似ています。嬉しいことなのか悲しいことなのかわかりませんが、防ぎようがないです。27年間ほどフィンランドで生活してきましたが、残念ながらいまだにいい対策を思いつきません。

髪の毛が長いことは嬉しいこと

日本の真夏の暑さだと、髪の毛が短い方が快適ですね。しかし、フィンランドの真冬の極寒では長い方が圧倒的に有利です!

顔の周りの髪の毛が凍るという欠点がありますが、髪の毛が長かったら耳と頭が暖かく保ちます。今日もニット帽一枚で全く寒さを感じなかったです。

髪の毛が短い人や坊主な人にはニット帽二枚を重ねることをおすすめします。

靴は店の人に暖かいと言われても信じない方がいいときがある

この前ブラックフライデーがあったので、セールを利用して新しい冬用の靴を買いました。見た目が好きだった靴があったので、履いてみました。靴屋の店員とたくさん話したので、その会話の一部をシェアします。

私:「ちょっと小さいけど、大丈夫かな」
店員:「大丈夫だよ!その靴暖かいから靴下一枚で大丈夫だし」
私:「そうかな?今度ラップランドに行くけど、これでも大丈夫なのかな」
店員:「大丈夫大丈夫!その靴は見た目よりも暖かいよ」

(馴れ馴れしい感じは無視してください。フィンランドでは店員が客に向けて話す時も友達と話すような言葉遣いになることが多く、個人的にはそれがとても好きです。)

この会話の後、靴を購入しました。そして、初めて−5度くらいの気温の日に履いたらとても良かったです。

しかし、今日のマイナス15度で履いたらあまりにも寒すぎて、足先が完全に冷えてしまいました。

靴はあまり高くなかったので全く不満がないですが(もう少し暖かいときに履けるし)靴屋の店員の言葉をそのまま信じない方がいいかもしれないと思いました。

さいごに

暑がりフィンランド人の私の経験に基づいた記事でしたが、いかがでしたか?今はおそらくフィンランドに訪れることができない人が多いと思いますが、今後フィンランドに来るときはぜひ私のように寒さを舐めないでもらいたいと思っています。

それでは、モイモイ!

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