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フィンランドへの飛行機は基本的にヘルシンキ・ヴァンター空港に到着します。この空港はヘルシンキの市内から遠いので、空港から滞在する町までどうやって移動できるか気になりますね。何年か前に比べて色々変わってきて新しい電車もできたので、古い記事を読んだら余計にわかりにくく可能性があります。
さらに、目的地によって移動方法は複雑になることもあって、フィンランド人の私さえ悩んだことがあるので、この記事でできるだけわかりやすく説明します。フィンランド旅行の予定がある方はぜひ参考にしてください。
ヘルシンキ・ヴァンター空港はどこ？
飛行機はヘルシンキに到着すると間違えてしまう人がフィンランド人の中でも多いですが、空港はヘルシンキにはありません。空港はヘルシンキの隣町のヴァンター（Vantaa）にあります。
かと言って、成田空港が東京から離れているほどヘルシンキから離れている訳ではないです。電車ならおよそ30分でヘルシンキの中心部に着きます。
基本的にはまず空港の環状線の電車に乗る
フィンランドでの目的地によって移動手段や方向がバラバラですが、ほとんどの場合は空港の駅から環状線の電車に乗ることをおすすめします。
環状線はフィンランド語で「Kehärata」と呼ばれ、2015年に開催されました。
電車は朝から19時までの間には10分間に一回で、夕方19時から22時の間では15分おきです。この後は30分おきです。
ちなみに地図で見るとハート形になっています。
「Kehärata」はおよそ18キロメートルで、二つの方向に進みます。方向によってヘルシンキの中心部への到着時間は少しだけ異なります。
ティックリラ（Tikkurila）経由でヘルシンキ中央部へ行く場合は、27分くらいかかります。
ムウルマキ（Myyrmäki）経由の場合は、32分くらいかかります。
要するに、ヘルシンキ中央駅まで行く場合は方向を特に気にしなくても大丈夫で、駅に着いた時に待ち時間が少ない電車に乗れば問題ないです。しかし、ヘルシンキに向かっていない場合は方向が重要です。ヘルシンキ意外な町に行きたい場合は、ティックリラで乗り換えすることが多いので気をつけましょう。
バスは？
以前までは空港から様々な町に直接、または乗り換え一本でのバスが多かったですが、環状線ができてからバスがとても少なくなりました。このため、バスより電車で行くことが基本になっています。
バスの良いところは、荷物をバスのトランクに入れてもらえるということでした。乗るときに「荷物をどこに置けばいいかな」というような不安がなくて楽でした！ただ、残念ながら最近は本当に少ないので、電車に荷物を乗せるしかありません。嬉しいことに環状線の電車は基本的に広くてスペースがあるので、よほど混んでいる時間帯ではなければ置く場所に困らないはずです。
ちなみに、ヘルシンキに着いたらバスで目的地まで行くことがあるかもしれません。バスが電車に比べて遅いですが、値段も安いことが多いので特に予算が厳しい方におすすめです。
飛行機も候補に入れておこう
目的地によりますが、首都地域から遠い場所に行きたい場合は飛行機も考えましょう。
特にラップランドなどは飛行機で行くのが一番快適です。夜行電車もありますが、快適に旅したい人には飛行機がもちろんおすすめです。遠い東フィンランドや西フィンランドにある街も電車で何時間もかかる可能性がありますので、もし目的地の近くに空港があれば、飛行機を検討するといいでしょう。
注意点ですが、空港の位置も確認しておいてください。中心地から遠いこと、もしくは近くてもなかなかバスがないということがありますので、気をつけてください。
到着が遅い場合はヘルシンキで一泊を過ごすことも検討しよう
フィンランド旅行に来たら、できるだけ早く目的地に行きたいですね。しかし、到着の日に遠い街に行こうとすると、問題が発生してしまう可能性があります。
まずは、飛行機の遅刻による問題。
空港に到着した後、電車やバスなどのチケットを予約していたら飛行機の遅れがストレスになってしまいますね。もし飛行機が遅れたら、電車やバスに間に合わないかもしれません。チケットのお金も基本的に戻ってこないので、遅れたら悲しいですね。
私も以前、日本からフィンランドへ帰ったときに飛行機が遅刻して困った時があります。あの頃はまだバスがあったので住んでいた街に直接に行くバスに乗る予定でしたが、飛行機の遅れのため、間に合いませんでした。週末だったので電車の本数も少なく、電車にさえ間に合わないかもしれないと思い、とても不安でした。結局ギリギリ電車に間に合いましたが、もし間に合わなかったら急遽ホテルを予約しないといけなかったと思います…
ですから、もし「ギリギリになりそう・飛行機が遅刻したら間に合わなさそう」というような状況だったら、あらかじめヘルシンキか空港の近くにあるホテルに泊まることを考えましょう。ホテルに泊まったら、次の朝になったら気楽に旅行を続けることができます。
ホテルを勧めるもう一つの理由は、フィンランドは意外にも広い国だからです。目的地によって電車で4〜6時間もかかる可能性があります。もし遠い場所に行く予定であれば、一度ホテルで疲れを取ってから旅を続けることをお勧めします。フィンランドでの旅もきっとさらにインジョイできると思います！
電車ならTikkurilaかHelsinkiで乗り換えを
では、本題に戻りましょう。空港から環状線の電車に乗りました。次はどうすればいいでしょうか？
目的地によりますが、基本的にはティックリラ（Tikkurila）かヘルシンキ中央駅で違う電車に乗り換えます。コウボラ・ヨエンスー方面、タンペレ方面などはティックリラで乗り換えると便利です。
テュルク方面もティックリラで乗り換えてもいいですが、パシラ（Pasila）でもう一度乗り換えなければいけないので、電車の時間によってはティックリラでは乗り換えをせず、パシラでの一回の乗り換えで済ませることをおすすめします。ただし、時間によって難しい場合があるので必ず電車の時間表を確認してからルートを決めてください。
もしヴァンターのホテルに泊まった場合、環状線に乗ってからTikkurilaかヘルシンキで次の電車、もしくはバスに乗り換えましょう。ヘルシンキに泊まった場合はヘルシンキ中央駅（Helsingin rautatieasema）から電車に乗ってください。
バスに乗る方はカンッピ（Kamppi）の地下一階にあるバスターミナルからバスに乗ることが一般的です。
詳しいことは目的地によって変わるのであまり書けませんが、長距離の電車は必ず電車に乗る前にチケットを購入してください。バスは乗るときにも買えますが、100ユーロや50ユーロのような大きな札を受け取れない可能性があるので、どこかでお金を崩しておくといいでしょう。
まとめ
- 目的地によってはヘルシンキヴァンター空港で飛行機に乗り継ぐ。
- 飛行機じゃない場合は空港から環状線（Kehärata）の電車に乗る。
- ヘルシンキに行く場合は乗り換えなしで楽！
- 空港への到着時間が遅い、目的地が遠い、時間がギリギリになりそうな場合は中心部か空港付近のホテルで一泊することがおすすめ。
- ヘルシンキ以外の街へ行く場合は基本ティックリラかヘルシンキで電車を乗り換える。
- バスに乗りたい場合はヘルシンキ中央駅で電車を降りて、カンッピのバスターミナルまで歩く。
- わからないときはたくさん聞いたり、確認したりしましょう！シャイで無愛想だと言われるフィンランド人も観光客を助けることが意外と好きなので、遠慮なく助けを求めてください。
さいごに
ヘルシンキヴァンター空港から市内、もしくはフィンランドの他の街への移動方法を説明しました。目的地によってオススメする方法やルートが変わりますが、この記事に記載されてある情報を参考にしたら一番いい方法、そして自分に合った方法を見つかるかと思います。
最後に一つ荷物に関する注意点です。フィンランドのヘルシンキヴァンター空港には荷物を送ることができる宅配サービスのようなものはあまりないです。要するに、スーツケースを自分で目的地まで持っていく必要があります。移動手段を決めるときはこれも頭に入れておきましょう。
ヘルシンキヴァンター空港や移動手段について質問やコメント、経験談があればぜひコメント欄に書いてください。それでは、モイモイ！
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