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2020年の前半は新型コロナウイルスやオーストラリアの森林火事など、色々なことがありましたね。2020年をリセットして、2021年に飛ばそうと言うゲームのような冗談な言い方も流行っているほど大変な年になってしまいました。
でも、その大変な2020年もやっと夏の始まりを示す6月まで進みました。フィンランドも気温が徐々に高くなって、20度ほどの過ごしやすい気温になりました。いまだにコロナウイルスで外出自粛やリモートワークなどを続けなければならないし、スーパーなどに行くと「ソーシャルディスタンスを!」のような注意看板や消毒液が置いてり、レジの前にある防護ガラスの壁なども設置されて今までと比べても普通ではない状況になってしまっています。
しかし、自然の中へ行くといつもと変わりません。フィンランドの森や平野では何もない、いつもの6月です。
私にとってカバノキ(koivu)の葉っぱが生えることが春の証として重要ですが、今年は異常に寒くて葉っぱが生え始めたのも遅かったです。上の写真より一週間ほど前に撮った写真では葉っぱがまだ小さくて、近くに行かないと見えないくらいだったのに突然完全に生えてくれました。
ちなみにカバノキはフィンランドの広葉樹で一番多いのでフィンランドに来たら必ず見られるはずです。
木だけではなくて、花も綺麗に咲いています。
タンポポの平野ですね。タンポポはフィンランド語で「voikukka」と言って、「バター花」という意味です。どこにでも生えてしまうので雑草だと思う人が多いですが、もしいつか絶滅してしまったらとても寂しいと思います。
フィンランドと日本は同じ花が多くて、フィンランドに来たら知っている花に出会うこともよくあると思います。ただ、小さな違いもあるので花が好きな人にはとても面白いと思います。
スイセンはフィンランド語で「narsissi」と言います。ナルシシズム(ナルシスト)という意味の「narsisti」という言葉に似ているので冗談の元になることがあります。
上の写真は何なのかわかりますか?
実は、ブルーベリーです。ブルーベリーになるのはまだまだ先ですが、ブルーベリーのつぼみを見られるのは、とても嬉しいことです。つぼみを見ると「今年もブルーベリーたべられるんだね!」と嬉しくなります。
ブルーベリーは毎年必ず森に生えていますが、年によっては量が多かったり、少なかったりします。つぼみになっているときに突然寒くなって、0度以下になってしまったらつぼみが凍ってしまう可能性があるので、その年にできるブルーベリーが少なくなります。ただ、あまりにも暑いのもよくありません。数年前の夏は普段より暑い時期があって、雨がほとんど降らなかったためにブルーベリーの量が平年より少なかったです。
ということで、ブルーベリーのためにも暑すぎず、寒すぎない、雨がちょうどいいくらいの夏になるように願いましょう。
最後に庭で撮ったタンポポの写真を載せます。
コロナのように色々辛いことがありますが、時々全てを忘れてほっと一息つくのも必要です。このタンポポのように一日に一回だけでも太陽に当たって、のんびりできたらいいですね。
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