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「クリスマス用語集」フィンランド語でサンタクロースは?

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もうすぐクリスマスですね!しかし、今年は行きたくてもサンタクロースの故郷であるフィンランドには、コロナの影響で残念ながら行けませんね。サンタクロースの村に行く代わりに、フィンランド語のクリスマスの言葉でフィンランドに旅行した気分になってみるのはどうでしょうか?

この記事では、クリスマスに関するフィンランド語の用語を紹介していきます。ついでにフィンランドのクリスマスの伝統についても色々教えるのでぜひ最後まで読んでみてください。

クリスマス = joulu (ヨウル)

フィンランドのクリスマスで一番大切な言葉はもちろん「joulu」です!

クリスマスという英語に基づく似たような言葉は様々な言語で使われていますが、フィンランドでは古いゲルマン語に基づいて「joulu」という言葉が使われています。英語で稀に使われる「yule」はフィンランド語の「joulu」と同じ由来だそうです。

それでは、「Joulu」を使った語彙がたくさんありますので、見てみましょう。

サンタクロース = joulupukki

サンタさんはフィンランド語で「joulupukki」です

サンタさんはフィンランド語でもサンタだと思うかもしれませんが、そうではないですね。サンタクロースのフィンランド語単語は「joulu」と「pukki」を結合したものです。「Pukki」という単語は色々な意味がありますが、1つの意味は雄ヤギです。どうしてサンタさんにそういう名前を付けたか、不思議に思いますね。(笑)

ついでに、サンタクロースの手伝い人は「joulutonttu」で、サンタさんの奥さんは「joulumuori」です。

クリスマスツリー = joulukuusi

日本語では「クリスマスの木」という意味の英単語を使いますが、フィンランド語で最も一般的なのはトウヒ属の木を意味する「kuusi」という言葉が入った単語です。木という言葉を使って「joulupuu」とも言うのですが、特に最近では「joulukuusi」の方が一般的です。

理由は単純に、トウヒ属の木がクリスマスツリーとして使うのが一般的だからです。松の木を使うことも稀にありますが、クリスマスツリーといえばトウヒ属の木です。

クリスマス料理 = jouluruoka

クリスマス料理はシンプルに食べ物という言葉を付けて「jouluruoka」ですね。クリスマス料理の種類もクリスマスを前に付けるものが多いので、覚えやすいと思います。

  • Joulukinkku (クリスマスハム)
  • Joulupipari (クリスマスクッキー)
  • Joululaatikko (クリスマスキャセロール)
  • Joulukala (クリスマスの魚)
    Joulusuklaa (クリスマスチョコレート)

単純にいうと、食べ物の前に「クリスマス」を付けたらクリスマス料理になりますね。「クリスマスラーメン」の「jouluramen」とかはフィンランド人にとって少しおかしいかもしれませんが。(笑)

フィンランドのクリスマス時期のチョコレート

クリスマスイブにサウナに入ること = joulusauna

そんな言葉本当に必要なの?と思う人がいるかもしれませんが、フィンランド人にとってクリスマスイブにサウナに入ることは、とても大切な伝統です。日本人の初詣と同じくらい大切だと思う人もいるでしょう。

「joulusauna」には色々な迷信があります。例えば、クリスマスイブのサウナでは喋ってはいけないのです。喋ったら次の夏には酷く蚊に刺されるのだそうです。言いたいことがあったら歌わないといけないとも言われています。他には、早めにサウナに入らないといけませんという迷信です。後でエルフたちが入るので、エルフのために暖かいサウナを空けとかないといけません。

もちろん、現代のフィンランドではこのような迷信を信じない人がほとんどかと思いますが、なんとなく気にしている人もいまだに多いです。クリスマスの魔法が楽しいものですから。

クリスマス飾り = joulukoristeet

「Joulukoristeet」は複数形で使うことが多いので複数形にしていますが、一個だけの飾りは「joulukoriste」と言います。同じように、クリスマスイルミネーションは「jouluvalot」と呼ぶことが多いですが、1つの灯りだけだと「jouluvalo」と言います。

イルミネーション以外によく使う飾りは「joulukranssi」です。木の枝などで作る円形の形をした飾りで、ドアなどに掲げることが多いです。

クリスマスの装飾としてロウソクもよく用いられれます。ロウソクはフィンランド語で「kynttilä」(クンッティラ)と言います。フィンランド人の窓のところによく置いてあるLEDライトのローソクの飾りは「kynttiläportaat」、「キャンドルの階段」と言います。

ロウソクのクリスマス飾り
フィンランド人の窓でよく飾ってある「kynttiläportaat」です!

クリスマスプレゼント = joululahja

日本と同じように、フィンランドでもクリスマスプレゼントを渡し合うことがあります。特に家族や友達、交際相手などにあげることが多いです。

フィンランドでは、アメリカなどと違ってプレゼントをクリスマスイブに渡します。イブの夜になるとクリスマスツリーの下に置いてあるプレゼントを開けるか、サンタさんがプレゼントを渡してくるかのどちらかですね。

クリスマスカード = joulukortti

クリスマスカード

日本では年賀状を送りますが、フィンランドではクリスマスの前に親戚や友達にクリスマスカードを送る習慣があります。「Joulukortti」には「Hyvää joulua!」(メリークリスマス)と「Hyvää uutta vuotta!」(ハッピーニューイアー)を書いて、クリスマスイブの前に相手に届くように早めに送ります。

年賀状と同じように、クリスマスカードをもらったらお返しとして送らないといけないと思う人が多いです。ただ、届いたときに遅れて送るのではなく、次の年になってしまうことが多いです。

クリスマスキャロル = joululaulu

クリスマスには歌が欠かせない!と思う人は私だけではないはずです。クリスマス時期になってくると、フィンランドのどこにでもクリスマスキャロルが流れます。家でもクリスマスキャロルを歌ったりします。

ちなみに、クリスマスキャロルに出てくる赤鼻のトナカイはフィンランド語でなんていうと思いますか?
「Petteri Punakuono」です。「Petteri」はルドルフの代わりになっていて、「punakuono」は赤い鼻という意味です。トナカイは「poro」と言います。

ホワイトクリスマス = valkoinen joulu

フィンランド人の誰もが期待しているホワイトクリスマス。雪国では当たり前では?と思う人がいるかもしれませんが、特に南フィンランドや海岸の方の街では雪が積もったクリスマスになることは2年に一回程度です。このために北フィンランドのラップランドに旅行したい人が多いですが、今年は新型コロナウイルスの影響で難しいですね。

南フィンランドでも「lumi」(雪)が積もってホワイトクリスマスになりますように!

さいごに

フィンランド語のクリスマスに関わる言葉をいくつか覚えられたでしょうか?フィンランドに行けなくても、フィンランド語の言葉でサンタクロースの住んでいる街にいる気分になるかもしれません。ぜひ使ってみてください!

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